加圧ジャパンはねずみ講まがいのことをしていました

加圧インストラクターの養成をすると40万円のキャッシュバックがありました

加圧ジャパンは特許があることをいいことに、これを利用してねずみ講のようなビジネスをしていました。

2000年代に入って成長ホルモン300倍のコピーが成功。さらにこれを芸能人がテレビ等で宣伝した関係で加圧トレーニングは一大ブームになりました。

この時期加圧ジャパンがやっていたことは特許を利用したねずみ講と関係者の間では言われていました。

これがどういう内容かと言うと当時加圧ジャパンの資格取得には200万円かかっていました。

さらに元々は加圧ジャパンの代表者しかこの資格取得の講習はできないという仕組みでしたが、これを加圧インストラクターができるようにしたのです。

加圧ジャパンは4日間の講習カリキュラムを作成していました

加圧ジャパンの代表は4日間の講習カリキュラムで指導していました

この時加圧ジャパンは4日間の講習カリキュラムを作成していましたが、これを行わずに1日、酷い例では半日講習で加圧インストラクターの資格を与えていたのです。

加圧トレーニングをしているときに倒れたという話は聞いた方は多いと思いますが、これはこのようにロクな講習もせずに資格を与えたことが原因とされています。この問題については別のブログで書く予定です。

上記しているように加圧トレーニングの資格は元々は加圧ジャパンの代表が直接4日間の講習をして与えていました。この時期は特に何も問題は起こっていません。

それを加圧インストラクターにも資格取得の講習をできるようにしたことが問題だったのです。

加圧インストラクターを指導、養成をすると資格料金200万円の中から40万円が養成した方にキャッシュバックされていたのです。

これは4日間の講習を実施することが条件だったようですが守られていませんでした。

上記しているように1日、酷い例では半日の講習だけで資格を与えていたのです。

理由は

面倒だから

楽して稼ぎたいから

はっきり言えばこれが現実です。

4日間の講習をしっかりとやろうが適当にやって半日で終わらせようが40万円が入ってくるのです。ある意味当然といえば当然のことです。

重要なことですがしっかりとした講習をされていた方もいます

ただ断っておきますが当時すべての方がこのようなことをしていたわけではありません。4日間の講習をしっかりと実施していた方もいます。さらに決められた講習内容以外にもその方独自の講習を追加指導されていた方もいます。

スキルのない素人が加圧インストラクターになっていました

なんにせよ加圧インストラクターとしてのスキルを一切持ち合わせていない素人が加圧インストラクターとしての資格を取得していたのは事実です。

問題が起こったのも当然と言えば当然のことと言えます。

さらなるキャッシュバック

資格養成者へのキャッシュバックはこれだけではありませんでした。

養成した加圧インストラクターが毎年の資格更新料金13万円を支払った場合4万円がキャッシュバックされていたのです。

この時期資格養成者で多い方は200人以上養成した例もあるそうです。

養成料だけで8000万円を超えています。

さらに毎年の更新料だけで800万円になります。

仮に100人としても400万円です。

要するにこの時期加圧インストラクターの養成をビジネスにしていた方は何もしなくても毎年多い方であれば800万円が収入としてあったのです。

養成資格の一方的な廃止

加圧ジャパンはこの加圧インストラクター養成の資格を2013年に一方的に廃止しています。

この時、上記しているような加圧インストラクター指導、養成ビジネスをやっていた方は毎年入ってきていた更新料のキャッシュバックが入って来なくなったそうです。これ以外にも加圧インストラクター養成ビジネスができなくなったそうです。

これは「加圧トレーニングの問題」でも書いています。

これに関して「よく裁判沙汰にならなかったな?」と個人的には関心をしています。

加圧ジャパンを相手に民事裁判を起こせばまず負けることはないレベルだからです。

加圧インストラクター養成をされていた方たちとの契約書に「一方的にこの契約は破棄できる」このように書かれていなければ加圧インストラクター養成ビジネスは継続されなけばならないからです。

これに関しては刑事事件になっていてもおかしくないレベルです。

それだけ加圧インストラクター育成ビジネスの一方的な廃止は問題があります。

加圧インストラクター養成ビジネスをしていた方はキャッシュバックの仕組みを教えていなかった?

これが法的問題に発展しなかったのは加圧インストラクター養成ビジネスをやっていた方たちが自身が教えた加圧インストラクターに対して料金の仕組みを話していなかったからではないかと言われています。

裁判を起こして事実が露見すると自身の都合が悪い。

だから黙って泣き寝入りをした。

このようなシステムを作った加圧ジャパンにも問題がありますが、それを利用して悪質な金儲けをしていた加圧インストラクター養成者にも問題がある。これが現実だと考えます。

とにかく加圧ジャパンはブームになったこといいことに特許を利用してかなり悪質なビジネスをしていたことには間違いがありません。

それにしてもよく裁判にならなかったな?