DH制に関して以前ブログを書きました。
私は個人的にDH制には反対の立場です。
特にプロ野球での採用には反対です。
最大の理由は
年俸が高い!
プロ野球をビジネスとして考えた場合DH制があるとポジションが1つ増えます。
当然ですが、その分チーム年俸が高騰します。
上記していますがDH制の選手は特に年俸が高いのが現実です。
ビジネスをするときは誰でもそうですが、いかに経費を削減するか?
いいかえれば、いかに支出を減らすかが大きなテーマになっています。
当然ですがプロ野球をビジネスとして発展させようと考えた場合経費のかかる年俸の高いDH制を採用する事はメリットがないと考えます。
ただDH制に賛成の意見の方も多くいるのが現実です。
おそらく1番の理由としてDH制の方が野球のルールとして完成度が高いと言うことが挙げられるのではないでしょうか?
私はDH制に反対の立場ですが、この意見には賛同しています。
さらにDH制は世界的に見て野球のルールの標準になっていることも挙げられます。
国際試合はすべてDH制を採用しています。
これは以前ブログで書いたことですが現在プロ野球でDH制を採用していないのは日本のセ・リーグとアメリカのナショナル・リーグだけです。
韓国、台湾、オーストラリア、中南米のウインターリーグ、キューバではDH制を採用しています。
アメリカのマイナーリーグはDH制を採用しています。
日本の2軍もイースタン・リーグ試合では2009年度からDH制を採用しています。
ただ何故かウエスタン・リーグでは広島、中日の主催試合では現在もDH制を採用していません。
2軍に関しては選手の育成が最大の目的なので全面的にDH制を採用することが望ましいと個人的には考えています。
2軍、マイナーリーグに関しては育成が最大のテーマですし年俸面でも特に問題がある訳ではないので賛成をしています。
ただ1軍、メジャーリーグになると話は別です。
打って、走って、守っての選手より。
打つだけの選手の方がへたをすれば年俸が高いのが現実です。
これではビジネスとして考えなくても不公平です。
イチローの全盛期のプレイを思い浮かべていただければ分かりやすいと思いますが、あれだけ打って、走って、守っての選手と打つだけの選手が同じレベルの年俸手はどう考えても不公平です。
しかも、下手をすれば打つだけの選手の方がイチローより年俸が高いのが現実です。
日本では近年パリーグの方がレベルが高いという指摘があります。
この10年間でセ・リーグが日本シリーズに勝ったの3回です。
さらに交流戦が2005年から開催されていますがセ・リーグのチームが優勝したのは2012年の読売ジャイアンツだけです。
これに関してはパ・リーグがDH制を採用しているからと言う意見が多く見られます。
しかし、私は違う意見の持ち主です。
セ・リーグよりパ・リーグの方がレベルが高いという意見には賛同していますがDH制は関係ないというのが私の意見です。
それでは何故パ・リーグの方がセ・リーグよりレベルが高いのでしょうか?
私の意見は野球場が広いから。
明らかにパ・リーグの野球場の方が広いです。
KOBOパーク宮城、札幌ドーム、大阪ドーム、ラッキーゾーンの出来る前の福岡ドームが広い野球場で、いわゆる投手有利のピッチャーズ・パークです。
[wc_row]
[wc_column size=”one-third” position=”first”]
[/wc_column]
[wc_column size=”one-third”]
[/wc_column]
[wc_column size=”one-third” position=”last”]
[/wc_column]
[/wc_row]
それに対してセ・リーグは東京ドーム、神宮、横浜、この3球場は確実に狭いです。
[wc_row]
[wc_column size=”one-third” position=”first”]
[/wc_column]
[wc_column size=”one-third”]
[/wc_column]
[wc_column size=”one-third” position=”last”]
[/wc_column]
[/wc_row]
こちらは完全な打者有利のヒッターズ・パークです。
セ・リーグで明らかに広い野球場、ピッチャーズ・パークは甲子園球場とナゴヤドームだけといっても良いと思います。
[wc_row]
[wc_column size=”one-half” position=”first”]
[/wc_column]
[wc_column size=”one-half” position=”last”]
[/wc_column]
[/wc_row]
つまりパ・リーグの投手は一発(ホームラン)を警戒しないで伸び伸びと投げることが出来る環境にあると言っても良いでしょう。
これにより優秀な投手が育つ土壌が出来ていると考えられます。
さらに野球場が広いと外野手のレベルが高くなります。
足の速さと、肩の強さが要求されるからです
野球場が広ければそれで良いというわけではありませんが昔日本のプロ野球はアメリカ(MLB)に比べて確実にレベルが低かったのは事実です。
この原因のひとつが日本の野球場が狭かったからと言うのは確実に言えます。
とにかく外野手の足と肩は比べるのが馬鹿げているくらい差がありました。
これは昔プロ野球ニュースと言う番組で放送していた好プレイ・珍プレイ集を見れば一目瞭然でした。
1980年代の事でしたが日本のプロ野球は絶対このレベルに追いつけないと思っていました。
ところが追いついてしまいました。
野球場が広くなったからです。
昔の日本の野球場は狭い敷地に無理やり作っているケースが多かったです。
しかも何故か日本では外野席を作るという習慣があります。
狭い敷地に野球場を作ってしかも外野席を作る。
これが何を意味するかは誰にでも分かると思います。
[wc_row]
[wc_column size=”one-half” position=”first”]
[/wc_column]
[wc_column size=”one-half” position=”last”]
[/wc_column]
[/wc_row]
さらに言えば日本のプロ野球は野球を理解していない方達によって運営されてきたという歴史もあります。
親会社からの出向でプロ野球チームの運営に携わってきた方達がいたのが現実です。
当然ですが野球に興味を持っていない方もいました。
さらに日本人はアメリカ人に比べてパワーがないという理由で野球場を狭くしようと言う考えもありました。
事実、昔の神宮球場は現在よりも広く大学野球の試合ではそのまま使用していたのをプロ野球の試合ではラッキーゾーンを設置するという今から考えれば馬鹿げた事もやっていました。
[wc_row]
[wc_column size=”one-half” position=”first”]
[/wc_column]
[wc_column size=”one-half” position=”last”]
[/wc_column]
[/wc_row]
とにかくDH制に関しては賛否両論様々な意見があるのが現実です。
DH制に関しては、また書こうと思っています。