VRCプログラムは加圧トレーニングです
先日「BFRトレーニングは加圧トレーニングです」というブログを公開しましたが、このBFRトレーナーズ協会よりも酷い内容でビジネスをやっているのがVRCなのです。
BFRトレーナーズ協会という組織があります。 同組織はBFRトレーニングの指導者の育成、資格の認定、BFRトレ…
同組織のウェブサイトのトップページには
経負荷トレーニングと血行促進のケア
このように表記されています。
VRC®(Vein Return Constriction)静脈血還流制限法
さらにその下には
VRC®とは、元宇宙開発事業団所属の医学博士が開発した特許技術により、筋肉の血流をコントロールして、トレーニングやヘルスケアを行うフィットネスプログラムです。最短10分間、3分の1以下の軽負荷で最大限の効果を得るVRC®トレーニングと、身体が熱くなるほど驚異的に血行促進をして関節や冷えを改善する駆血など、短時間で高い効果を出すことができます。
この記述がありますが同組織は加圧トレーニングに関して特許はなにも持っていませんし、VRCプログラムにはなんの特許技術も関係していません。あえて特許が関係しているとすれば加圧ジャパンの持っていた加圧トレーニングの特許だけです。
はっきり言えば誇大広告です。
この如何わしさは初動負荷理論ビジネスを超えるレベルと言っていいでしょう。
初動負荷理論は存在しない架空の理論です。 理論が存在しないので同理論を基にした初動負荷トレーニングも存在しませ…
BFRトレーナーズ協会はウエイトトレーングに詳しい方が関わっていますし、加圧トレーニングにも詳しい方が関わっています。
事実それなりの内容のウェブサイトを公開しています。
ところがVRCは酷いの一言につきます。
VRCプログラムは加圧トレーニングを理解していません
さらにウエイトトレーニングも全くの素人です
まず同組織の提供しているVRCプログラムは加圧トレーニングですが加圧トレーニングは腕または脚のトレーニングしかできません。ところが同組織のウェブサイトのトップページにはサイドレイズをやっている男性の写真が掲載されています。
サイドレイズは肩、三角筋のトレーニング種目です。
当然ですが加圧トレーニングで肩のトレーニング種目はできません。
これだけではありません。同トップページにはベントオーバーロウイングをやっている男性の写真も掲載されています。
ベントオーバーロウイングは広背筋の厚みを鍛える種目です。
当然ですが加圧トレーニングで鍛えられる種目ではありません。
はっきり言えばかなり頓珍漢、支離滅裂な内容です。
ウエイトトレーニングのど素人がこんなもんだろうの感覚で作成したのが丸わかりです。
これは加圧トレーニングにも言えます。
加圧トレーニングに詳しい者であれば当然、腕と脚とトレーニングしかできないことは理解しているので上記2種目の写真を掲載するようなバカげたことは行いません。
ウエイトトレーニングも加圧トレーニングどちらにも詳しくない素人同然の人たちで運営されていることは間違いがないでしょう?
VRCプログラムは手巻き式の加圧ベルトを扱っていません
さらに同組織は機械式の加圧ベルトのみを販売しているようですが手巻き式の加圧ベルトは取り扱ってはいません。
加圧トレーニングの提供をするのであれば手巻き式の加圧ベルトは非常に重要です。
機械式、手巻き式どちらにも良い面があるは事実ですが、加圧トレーニングを始めるのであればまず手巻き式の加圧ベルトを使用して加圧トレーニングを始めるほうがお勧めです。
理由はまず費用面で安くなる。
これです。
これ以外にも手巻き式で加圧トレーニングを実践、指導すれば巻き方を感覚的に覚えることができます。機械式だとメーターで判断することになるので感覚的なものが身につきません。
機械式を否定するわけではありませんが加圧トレーニングの基本を身に付けたければ手巻き式の加圧ベルトでの指導から始めたほうが技術が身に付きます。それだけ手巻き式の加圧ベルトを使用しての加圧トレーニングは重要です。
当然同組織はこのようなことも理解していないのでしょう?
さらに、この組織が行っていることは違法でありませんが倫理、道徳面ではどうなのでしょうか?
これは受け取る方にもより評価は変わりますが私は「正直問題があるのでは?」こう言わざる得ません。
機械の価格がかなり高額です。
これでは加圧ジャパンがやっていたボッタクリ商法と似たりよったりです。
私も今回ブログを書くにあたり同組織のウェブサイトを見たのですが正直酷い内容だとしか言いようがありません。
とりあえずこの組織に関わることはお勧めしません。