クライマックス・シリーズ2

クライマックス・シリーズについては去年1度書きましたが再度書こうと思います。
書こうと思ったのは

リーグ優勝の解釈が間違っているからです!

クライマックス・シリーズは2004年から3年間パリーグが消化試合削減を目的にセリーグには了解を得ない形で勝ってに始めたのがきっかけです。
これは前回のブログでも書いていますが結果として、これが消化試合の削減だけでなく興業面でも成功をしました。
この成功を見てセリーグでもプレイオフを始めようということになり始まったのが現在のクライマックス・シリーズです。
クライマックス・シリーズと言う名称をプロ野球(NPB)では使用していますが実態は、ただのプレイオフです。
これも前回のブログで書きましたがプレイオフを実施するのであればプレイオフで勝利したチームが優勝です。
これはプロスポーツの世界での常識です。
ところが日本では、この常識が通用しなくなっています。
現在のプロ野球(NPB)でのリーグ優勝の実態はプレイオフの第1シード権を得たというのが現実です。
日本シリーズへの出場が決まったわけではないので当然です。

現在のリーグ優勝は実態の伴わない

名ばかり優勝!

これが現実です。

シーズン1位と日本シリーズ出場のどちらに権威があるかは説明するまでもありません。

もしシーズン1位の方が日本シリーズ出場より権威があると考えている方がいらしたら、その方は頭がおかしいだけなので病院に行かれることをお勧めします。

そもそもクライマックス・シリーズを始めるにあたり当時の読売代表清武英利なる人物がシーズン1位をリーグ優勝とし、クライマックス・シリーズに勝利したチームがクライマックス・シリーズ優勝として日本シリーズ進出をするという訳の分からない解釈を主張したのが混乱の始まりです。
はっきり言えば、この清武英利なる人物はプロ野球ビジネスに興味が無いのは明白です。
読売新聞トップの渡邉恒雄氏に1回でも多く優勝を報告したくて言い出したのが現在のリーグ優勝の解釈です。
これも前回のブログに書いていますが

読売を除く11チームは、これに大反対をしております!

初めてクライマックス・シリーズが開催された2007年のシーズンはセリーグの優勝は読売でした。
この時は日本テレビ系列で優勝の模様を全国中継しました。


私は、この時の放送を見て

こいつらバカか?

正直こう思いました。
日本シリーズへの進出が決まったわけでもないのに浮かれてバカ騒ぎをしているので当然のことです。
この2007年のシーズンはクライマックス・シリーズは5回戦で1勝のアドバンテージもありませんでした。
この年のセリーグのクライマックス・シリーズの結果は皆さんご存じのようにファイナルステージは中日の3連勝で終わっています。
当然ですがリーグ優勝と称された読売は日本シリーズには出場できませんでした。
日本シリーズの結果は、これも皆さんご存じのように中日の優勝です。

再度書きますがシーズン1位と日本シリーズ出場のどちらに権威があるのでしょうか?

答えは書くまでもありません。

これも再度書きますがシーズン1位の方が日本シリーズ出場より権威があると考えている方がいらしたら、その方は頭がおかしいだけなので病院に行かれることをお勧めします。

以上の理由から現在のプロ野球(NPB)でのリーグ優勝の解釈は

明らかに間違っています!

これに関してはファンが勘違いをしているだけなら、まだ良いのですが当事者のプロ野球(NPB)関係者が勘違いをしている現実があります。
2015年のシーズンですがクライマックス・シリーズを前にして何を考えたのか阪神タイガースの和田豊監督が成績不振を理由に辞任を発表しました。

これから日本シリーズの進出をかけたクライマックス・シリーズが始まるのに

何を考えているのだ?

この様に思った記憶があります。

当然ですが阪神は見事にファーストステージで読売に負けております。
クライマックス・シリーズを前にした時期に監督が辞任を発表するというのはクライマックス・シリーズはどうでも良いですよと言っているに等しい行為です。
クライマックス・シリーズを勝ち抜けば、その年の日本プロ野球(NPB)日本一を争う日本シリーズに出場できるのです。
阪神のチーム関係者は、このことを知らなかったのかもしれません。

リーグ優勝の解釈が間違っている!

こう断言できるのはこの様なおかしなことが起こっているからです。

去年2017年の日本シリーズを思い出してみてください。
結果は4勝2負で福岡ソフトバンク・ホークスの優勝で終わりましたが私の印象に強く残っているのは横浜DeNAベイスターズの強さでした。
第6戦ホークスはクローザーのサファテを3インニングスも投げさせるというギャンブルとも受け止められる作戦に出ました。

これは私の考えなのですがホークスの工藤監督は第7戦にもつれたら勝ち目がないと判断してこの様な思い切った策に出たと思います。
私も去年の日本シリーズは全試合観ましたが第6戦をホークスが落とすまたは引き分けていてもホークスの優勝はなかったと思います。
去年のベイスターズは先発メンバーの最年長がロペスノの33歳で残りのメンバーは全員20代でした。
シーズンの終盤からクライマックス・シリーズ、日本シリーズを通して試合をする度に強くなる。
その様な印象を憶えました。
私にとって去年のシーズンは日本一になったホークスよりもベイスターズの強さが際立ったシーズンでした。

日本一になったホークスは優勝パレードをしています。

しかし昨シーズンあれだけの強さを見せたベイスターズはパレードをしておりません。それにも対して日本シリーズに出場できなかった広島カープはリーグ優勝のパレードをしています。

テレビで見たのですが

凄い間抜け!

パレードをするチーム関係者はもちろん、それを見に行くファンも

こいつらバカか?

これが私の正直な感想です。

何度も書きますがシーズン1位と日本シリーズ出場のどちらに権威があるかは説明するまでもありません。

現在のようにシーズン1位をリーグ優勝と称している。
これが間違っていることは冷静になれば誰にでも分かることです。

この様な基本的なことの改革もできない為、日本のプロ野球はいつまでたっても三流以下のビジネスから抜け出せないと言うのが私の意見です。

ついでに書きますが野球と言う競技としてのレベルはNPBとMLBでは完全に互角と言うのが私の意見です。

このブログでバカと名指しされた方の反論をお待ちしております。