加圧トレーニングの特許には大きな問題があります

現在はすでに終了していますが加圧トレーニングの特許はかなり問題がありました。

問題の特許広報です。

まず日本の特許は発明に対して認められるものであって発見に対しては認められません。

加圧トレーニングは発見であって発明ではないのでこの時点でアウトです。特許を出願する以前の話です。

これに関しては代理人を務めた弁理士にも問題があると考えます。

特許の要件を満たしていないので当然です。

さらに方法論特許は誰がやっても同じ結果になるもにしか認められていません。

これは新しい建築方法、自動車エンジンの組み立て方、折り紙の折り方、模型の制作方法等になります。

ところが加圧トレーニングは年齢、性別で結果に個人差がかなり出ます。

当然ですが特許の要件を満たしてはいません。

それも全くです。

これに関しては特許の出願自体が悪質とも言えます。

ただ特許に関しては国によっては発見に対しても認める国があるので話が面倒になってきます。日本で認められなかった特許が外国で認められてそれが他の国(当然日本を含む)でも国際特許として認められる。このケースがあります。これだと日本の競争力にも関係してくることなので特許を認めるハードルを下げているのも現実です。

ただそういったことを考えても加圧ジャパンの特許には問題があります。

特許広報の1頁に

54)【発明の名称】 筋力トレーニング方法

このようにありますが、しかし加圧トレーニングは筋力トレーニングではありません。

これはブログに書いています。ぜひ読んでみてください。

加圧トレーニングは元々佐藤義明が効率の良い筋力トレーニングと考えたのは事実ですが2024年現在も加圧トレーニングは筋力トレーニングとしては一切の発展をしていません。

究極の筋力トレーニングであるボディビルの世界では誰も見向きみしないのが現実です。

要するに加圧トレーニングは筋力トレーニングではないのです。

加圧トレーニングはそれ自体が独自のオリジナルなフィジカルトレーニング方法であり私は「血流を改善するトレーニング」と解釈しています。これに関しては賛同される加圧トレーナーは多いと考えます。

どちらにせよ筋力トレーニングではありません。

それ以前に加圧トレーニングが効率の良い筋力トレーニングであることが証明されていません。事実2024年現在でも筋力トレーニングとしてそのような効果は一切証明されていません。

筋力トレーニングでもないトレーニングが筋力トレーニングの方法として特許を認められたのですからこれは相当に問題のある特許と言わざるを得ません。

当然ですがこの特許を認めた特許庁にも問題があります。

特許の要件を満たしていなくても特許を認めてしまうケースは他に多くあるそうです。

ただ、ここまで酷いのは他に例がないのではないでしょうか?