BFRトレーナーズ協会という組織があります。
同組織はBFRトレーニングの指導者の育成、資格の認定、BFRトレーニングベルトの販売等をビジネスとして行っています。
ただ、このBFRトレーニングは加圧トレーニングです。それ以上でも以下でもありません。
それではなぜ加圧トレーニングという名称を使用していないのか?
これは加圧トレーニングという名称は加圧ジャパンが商標登録をしていて使用できないからです。もっと言えば使用した場合最悪法的問題に発展する可能性があるからです。
商標とはビジネスで独占的に使用することの権利であり、当然権利者以外がその商標を権利者に許可なく仕様はできません。
加圧ジャパンは他の加圧トレーニング団体、加圧トレーナーには商標の仕様を認めていません。
これは現在加圧ジャパンという会社は加圧トレーニングの独占使用権の権利も終了して唯一の商品が商標になっているからです。
ただ加圧トレーニングは現在ウエイトトレーニング、ストレッチ等の普通名称として定着しているので商標の取り消しの裁判を起こせば商標が取り消される可能性もあると考えます。
興味にある方は商標に強い弁護士に相談されてみるといいのではないでしょうか?
BFRトレーナーズ協会話を戻します。
同組織の致命的な問題はなにも権利を持っていないということです。
加圧トレーニングに関しては加圧ジャパンが持っていた独占使用権の特許も2013年11月に終了しています。
さらに同組織のウェブサイトを見てもなにも強みになるものがないのです。
権利も持っていない、商標も持っていない。この状態です。
それにも関わらず資格認定をしています。
なにがしたのかわかりません?
加圧トレーニングは2013年11月に独占使用権の特許が終了しています。当然ですが現在は誰でも自由に加圧トレーニングの指導をビジネスとして行えます。
資格は必要ありません。
これはスポーツトレーナーという職業にも言えることなのですが、これも特定の資格を必要とはしません。誰でも自由にスポーツトレーナーとしてビジネスが行えるのです。
加圧トレーナーとしてビジネスを行いたいのであれば加圧ベルトを購入して勝手にビジネスを始めればいいだけです。事実私もそれをしています。
当然ですが加圧トレーニングに関しては一切の資格を持っていませんし持つ気もありません。
あえて同組織の良い部分を挙げるとすれば加圧ベルトの販売をしていることではないでしょうか?
それも手巻き式と機械式の両方を販売しています。
ただこれも加圧ベルトの販売だけを行っていればそれでいいので、わざわざ協会にする必要もありません。
協会にするのであれば毎年トレーナーを集めての講習会を開催する必要があると考えます。
加圧トレーニングは現在でも10人いれば10通りのやり方があるのが現実です。
それぞれに良いところはあるのでしょうがウエイトトレーニングのようにある程度は共通した方法論が存在しないことが問題です。
唯一共通した方法論があるとすれば加圧ベルトを巻くことくらいでしょうか?
現在の加圧トレーニングの問題は加圧トレーナーの横の繋がりがなく、それぞれが独自に活動していることがあげらます。これを横の繋がりをもたせて情報交換の場を作り、それぞれのノウハウを共有して加圧トレーニング業界が一定の水準を持った加圧トレーナーを提供できる。これが必要と考えます。
ただ申し訳ありませんがBFRトレーナーズ協会がそのような機能を持つことはないと考えます。
ウェブサイト見ても加圧ジャパンの二番煎じでしかありません。
昔加圧ジャパンが独占使用権の特許を持っていたとき大儲けをしていましたが自分たちで協会を作って、それの再来を狙っている。それだけの存在に過ぎません。
当然ですがこのような組織に加盟する理由も必要性もないと考えます。
はっきり言えばお金の無駄です!