加圧ジャパンは加圧ベルトを10万円で売っていました

加圧ジャパンは加圧ベルトを異常な高値で売っていました

仕入れ値は5分の1以下でした

加圧トレーニング用ベルト(以下加圧ベルト)これを加圧ジャパンは10万円で販売していました。

これは関係者に話を聞いたのですが仕入れ価格は5分の1以下とのことです。

ただし現在は原材料の高騰により上がっているそうです。

なんにせよ加圧ジャパンが悪質ボッタクリ商法を行っていた頃はこれを10万円で売っていたのは事実です。

加圧ベルトは特許の範囲外です

これに関しては関係者の無知もありました。

理由は加圧トレーニングの特許は加圧トレーニングに対して発生していただけで加圧ベルトは特許の範囲外だったからです。

これは特許広報を見ればわかります。リンクを貼っておきます。

https://hiroshimagic.com/kastu.pdf

つまり加圧ジャパンの加圧トレーニングの特許が有効だった時代でも加圧ベルトは誰でも自由に販売ができていたからです。

2014年6月に「加圧トレーニングの問題」のサイトを公開して加圧トレーニングの特許関係を調べた時点でこのことを私は理解していました。

ところが加圧トレーニング関係者は違いました。

加圧ベルトも特許の範疇と考えていた方が多かったのです。

2000年代に入って「成長ホルモン300倍」のコピーの成功、さらにモデルFのマスコミでの宣伝により加圧トレーニングはバブルとも言えるブームになります。

ところが特許の内容を調べて加圧ベルトが特許の範囲外であることを突き止めていた方はほぼいなかったようです。

このときに加圧ベルトが特許の範囲外であることを突き止めていれば独自に販売できていたのです。

加圧トレーニング関係者であればベルトの製造元を知っていますし、その会社に対して取引を持ちかけて安価に販売していれば加圧ジャパンのように10万円で販売。買う側もこの価格で買わざるを得ない。これが回避されていたのです。

ただこれは当時は加圧ジャパンが力を持っていたので加圧トレーナーには圧力がかけられてできなかった可能性もありますが?

現在でも加圧ジャパンで購入した加圧ベルトをオークションで販売しているケースがありますが開始価格が異常に高く設定されています。

このようにオークションで出品されている方も加圧ベルトの仕入れ価格を知っていれば購入しなかった、あるいは他の購入希望者と共同で製造元から直接取引を試みた方もいたと考えます。

もしかすると独自に加圧ベルトの製造販売を考えた方もいるのではないでしょうか。

加圧ベルトは現在でも高価格で販売されています

このブログを書いた動機は現在でも加圧ベルトは高い価格で販売されているからです。

普通に仕入れて2万円程度で販売しても十分利益が出るからです。

現在加圧ベルトは数が売れません

ただ加圧ベルト販売の問題は販売数です。

以前のようなブームであれば一定の売上がありビジネスとしてもやって行けていたのですが現在はブブーム時のように数が売れません。

販売したとして1ヶ月に腕脚のベルトをセットで50セット以上売れるのであればビジネスと成り立ちますが残念ながらそうはいかないでしょう?

1年間で100セット売れれば上出来だと考えます。

これでは商品を仕入れて販売しても面倒な手間が増えるだけでビジネスとしてメリットがありません。スポーツ用品店、スポーツクラブであれば話は別と考えますが。

BFRトレーナーズ協会の加圧ベルト販売について

同組織も加圧ベルトの販売で儲かっているわけではありません

BFRトレーナーズ協会ではセットで4万8千400円で販売しています。

BFRトレーナーズ協会もこの金額で販売したからといって、ぼろ儲けをしているわけではありません。販売利益はそれほどの額ではないと考えます。理由は数が売れないからです。

それだけ現在は加圧ベルトの販売は需要がありません。

この最大の理由は加圧トレーニングが自体が下火になっていることです。

加圧トレーニングというと世間一般では「昔流行ったやつでしょ」この意見が圧倒的に多いのではないでしょうか?

加圧トレーニングは優れたトレーニング方法ですし、これから先も様々な効果的なトレーニング方法が発見されてもおかしくない非常に高い可能性を持ったトレーニング方法です。

これを現在のような沈静化した状況にしたのは加圧ジャパンではありますが。

加圧トレーニング関係者は非常識?

これは私の意見なのですが加圧トレーニングがブームになってその恩恵にあずかった方、加圧ジャパンに関係していた方は多かれ少なかれ非常識なところがあります。

加圧ジャパンのビジネスを基準にして自分たちは良心的なビジネスをしているという感覚があるのです。

BFRトレーナーズ協会にもそれは言えます。

元々が10万円で販売していたので、この価格なら良心的と考えているのかもしれませんが仕入れ価格を知っているとそうとは言えません。

協会と称するところがこのような金額で販売していたのでは加圧トレーニングの普及には繋がりません。

もう少し良心的な価格にするべきではないでしょうか?

とにかく常識的な販売価格が2万円の加圧ベルトを10万円で販売していた加圧ジャパンのボッタクリビジネスには呆れるしかありません。