DH制は廃止!

野球ファンなら誰でも知っていることですが何故セ・リーグとパ・リーグではルールが違うのでしょうか?
要するにDH制を採用しているか、していないかの違いです。
私は個人的にDH制には反対です。
一番の理由はDH制と言うルールが出来た経緯を知っているからです。
DH制を作ったのはMLBのアメリカンリーグです。
それでは何故アメリカンリーグはDH制と言うルールを作ったのでしょうか?

きっかけは1958年のシーズンからドジャースとジャイアンツがニューヨークから現在の西海岸に本拠地を移したのか始まりと言われています。

この移転を決めたのは当時のブルックリン・ドジャースのオーナーだったウォルター・オマリーです。
当時ブルックリン・ドジャースの人気は熱狂的なファンが多くロサンゼルス移転はファンには大ショックだったことは有名な話です。
現在でもブルックリンでは

「歴史上の3大悪人は?」と問われれば

ヒトラー 、スターリン 

ウォルター・オマリー

と言われているほどです。

今の野球ファンの多くはドジャースとジャイアンツがニューヨークにあったことすら知らないのが現実だと思います。。
NFLにニューヨーク・ジャイアンツと言うチームがありますが、このチームは誕生時、野球のジャイアンツと同じポログラウンドと言う球場を使用した関係でジャイアンツを名乗ったのです。


ちなみにNFLにはアリゾナ・カージナルスと言うチームもあります。


当然ですが元はセントルイスにあったチームです。
これも野球のカージナルスと同じ球場ブッシュ・スタジアムを使用した関係でカージナルスをニックネームにしたのです。

話が少々それましたがニューヨークの2チームの西海岸移転がきっかけとなりチームを増やそうという事になりましたエクスパンション(チーム拡張)の実施です。

最初におこなわれたのは1961年アメリカン・リーグ
ロサンゼルス・エンジェルス、ワシントン・セネタース(現テキサス・レンジャース)

2回目は1962年ナショナル・リーグ
ヒューストン・コルト45’s(現ヒューストン・アストロズ)とニューヨーク・メッツ

3回目は1969年この年はナショナル、アメリカン両リーグ同時に実施されています。

ナショナル・リーグ
モントリオール・エクスポズ(現ワシントン・ナショナルズ)とサンディエゴ・パドレス

アメリカン・リーグ
カンザスシティ・ロイヤルズとシアトル・パイロッツ(現ミルウォーキー・ブルワーズ)

ちなみにシアトル・パイロッツは1年目に財政破綻を起こして前MLBコミッショナー、バド・セリグ氏が買収して僅か1年でシアトルを後にしてミルウォーキーに移転しています。
この為アメリカン・リーグだけでエクスパンションを実施しています。

問題はここからです。
8年間で16チームから24チームへ増えました、8チームも増えたことになります。
DH制誕生に関しては2つの説があります。
短期間で16チームから24チームに増えたことが原因でピッチャー不足になり「ピッチャーに代打を出せない」と言う声が現場から出たからと言う説と、アメリカン・リーグが人気低迷に悩んだ為という説があります。
ちなみにDH制のアイディアを出したのはオークランド・アスレチックスのオーナーだったチャーリー・O・フィンリーと言われています。
どちらにしろアメリカン・リーグで1973年から採用されています。

 

日本プロ野球(NPB)でのDH制採用の経緯

日本では1975年からパ・リーグで実施されるようになりました。
ただ、この時DH制採用にセ・リーグは大反対をしています。
結局、日本シリーズとオールスターでは絶対に採用はさせないと言う条件でパ・リーグが押し切る形で実現しています。

ところが事の経緯を知らない下田武三氏がコミッショナーに就任すると不公平と言う理由で日本シリーズでのDH制採用に踏み切ります。
当然セ・リーグは大反対。
それに対して最初の約束を反故にしたパ・リーグの賛成で日本シリーズでの採用が決まります。
1985年からです。

これに関しては私のサイト「プロ野球(NPB)改革!」で書いていることですがパ・リーグは勝手すぎます。

プロ野球(NPB)改革!

メジャーリーグにならって2リーグ制に移行したわけではなく、自分たちで巨人が中心でないリーグを作ろう。
これで鉄道会社が中心になって結成されたのがパ・リーグです。
つまり2リーグ制に移行したわけではなく

分裂した!

これが現実です。

話をDH制に戻します。
最初は隔年でDH制を採用すると言う形でした。
ちなみに日本シリーズで最初にDHとして打席に立ったのは阪神タイガースの弘田澄男選手です。
1985年のシリーズです。

日本プロ野球(NPB)改革

DH制採用に関しては説が分かれていますが、どちらにしろMLBで急速にチーム数が増えた事とは無縁ではないと考えます。
ただ現在MLBではオーナー側がDH制の廃止を選手会側に要求しています。
理由はいたって単純。

年俸が高い!

これは日本でも同じ事が言えます。
プロ野球チームの経営はセ・リーグよりパ・リーグの方が厳しいと一般的に言われています。
そうであれば経営を改善し年俸を抑制するためにもパ・リーグはDH制を廃止するべきです。
パ・リーグが高年俸のDH制をする理由が見当たらないと言うのが私の意見です。
当然ですが、これは日本プロ野球(NPB)改革の一貫です。

 

ただ反対の意見として最も多いのがピッチャーが投げる事だけに専念できるDH制の方が野球のルールとして完成度が高いと言うものです。
私はDH制反対論者ですが、この意見には賛同はしています。

さらに言えば現在、世界的に見てもDHが野球のルールとして主流になっている事実があります。
アメリカのマイナーリーグはDH制です。
プロ野球でDHを採用していないのはナショナル・リーグと日本のセ・リーグだけです。
後は日本の2軍の試合ではウエスタン・リーグの中日、広島の主催試合ではDH制は採用されていません。
ただしイースタン・リーグでは現在はDH制を採用しています。
おそらく日本でも2軍の試合に関しては将来的にはすべての試合でDH制を採用するのではないかと考えています。

アマチュアでは日本の東京六大学と関西学生野球連盟だけが何故かDH制を採用していません。


ところが上記気の2つ以外のリーグではDH制が採用されています。
日本野球界の七不思議のひとつと言ったところでしょうか?

ちなみに大学の秋の神宮大会では何故かDH制が採用されていません。

ちなみに私はアマチュアの試合でのDH制の採用には大反対論者です。
理由は

ピッチャーも打席に立たせろ!

プロのスカウトに打撃を見せろ!

理由はチーム事情でピッチャーをやっている事例がある現実があるからです。
本来であれば野手として使いたい、ただ他に投げる奴がいない。
こう言う例がありますし、私は実際に見ています。
日本ではイチローが高校時代ピッチャーだったがオリックスは最初から外野手として取ったと言う例があります。


アマチュアはプロへ選手を供給するという重大な役割があるのでDH制には反対をしています。

このテーマでは、また書こうと思っています。

私のプロ野球改革のサイト「プロ野球(NPB)改革!」も読んでいただく様よろしくお願いします。

プロ野球(NPB)改革!