TIMEはLOOKの社員だった方が立ち上げた会社です。
LOOK社内でフローティング機能を持たせたペダルの開発を主張しましたが却下され、それで独立したそうです。
当然、世界初のフローティング機能を持たせたペダルを発売しました。
このペダルが評判よくLOOKもフローティングシステムのペダルも販売します。

フローティングシステムは特許の関係もあってLOOK、SHIMANOと違うシステムになっています。

TIMEは1990年代は独自のフローティングシステムが評判良く市場を獲得します。
このペダルは2000年代前半でも一部の選手がこだわって使用していました。

このペダルです

クリートが独自なのが解ります

しかし、2000年代はいるとクリートの規格がLOOKの3点穴が標準になります。
このため新しい規格のペダルを開発します、それがIMPACTです。

ただTIMEはこの後RSX、iclic、Xpressoと規格をころころと変えていきます。


他社が10年以上規格を変えていないことを考えると、これは異常です。
LOOKの3点穴に対応した規格のペダル造りが、上手くいっていない証拠だと思います。
ただXpressoがiclicの改良である事を考えると、このまま規格を変えずにいくのではないかと考えられます。
現在のXpressoが、どの様になるか注目ですね。

実際にXpressoを使用した感想ですが
第1印象「絶対にアームストロングは使わない」です。
ふにゃふにゃして安定感がまるで無い。
そんな感じでした。

ただ、このペダルの特徴であるセンタリングポジションがベストセッティングになる様にクリートを調整したところ非常に良くなりました。

セッティングをきちんとしたところ、ずっとそのポジションで乗るのでフローティング機能のありがたみは正直無くなりました。
最初の頃は登りで強く踏んだときSHIMANOのペダルに比べて面積が小さいせいか力を受け止めてくれない感じがありましたが、慣れるにしたがって、その感覚も無くなってきました。

慣れてしまえば非常に使いやすいペダルでした。

ただ、はめやすい、外しやすいがこのペダルの特徴ですが、これだけを持って初心者向きであるという意見には賛同できません。

初心者がこのペダルを使ってベストポジションを出せるのだろうか?と言う考えがあるからです。
ベストポジションが出せなければどんなペダルを使ってもだめだからです。
果たして初心者がこのペダルでベストポジションを出せるのでしょうか?

さらに、このペダルの欠点として挙げられるのがQファクターの調整が出来ないということです。
クリートを左右入れ換えれば多少の調整は出来ます、しかし他のペダルの様な調整は出来ません。

それと膝の悪い人にお勧めと言うのにも疑問があります。
基本的にクリートをベストポジションに設定出来ていれば膝痛は起こらないと言う考えだからです。
昔ビンディングペダルが無い時代はサンとクリップバンドで完全固定でした。
その為ペダルのポジション出しをしっかり行なっていました。
現在はいきなりフローティング機能の付いたビンディングペダルです。
これによりペダルのポジション出しをしっかり行なうという考えが無くなりました。

私の知っている例ですがクリートを固定タイプに変えてポジション出しをしたところ膝の痛みが無くなった方を知っています。

さらに膝痛対策としてスキーの様なカント調整、専用のインソール作りをする習慣が自転車の世界に欠けていると言う事実があります。

このペダルが膝に良いという評判は多く聞きますし事実であると言うことは受け入れます。
しかし膝痛が起こって問題の原因を突き止めないで、安易にペダルを変えるという行為はあまりお勧めできません。

さらに、このペダルは壊れるという例を聞きます。
ショップの方に聞いたところ、けっこう修理に出したとの事でした。

私も今回ペダルのインプレッションをするにあたりペダル購入の為ヤフーオークションをかなり利用したのですが、その為偶然見たのですが新しいロードバイクを購入して、すぐにペダルが壊れ、修理に出して戻ってくる前に(当たり前ですがペダルが無ければ自転車には乗れません)違うペダルを購入した方がXpreeso12を安く出品していました。

トラブルの多いペダルを初心者向けと言うのは疑問に感します。

以上の事から初心者向けであると言う考えを否定します。

このペダルのフローティング機能はフィーリングが独特の感覚なので、これが気に入った方にはお勧めです。