
先日、日本大学アメリカンフットボール部の選手の悪質な反則が話題になりました。
私はアメリカンフットボールは好きでNFLを見始めて30年近くになります。
私は今回の反則の動画を見て確認したのですが。
これはスポーツの試合中の反則を大きく逸脱しています。
今回の反則がNFL、アメリカのカレッジフットボールで発生した場合、これ一発で選手は永久追放です。
当然、関係者の処分も行なわれます。
そのレベルでの悪質な反則です。
このブログを読まれている方で疑問に思われた方がいらしたら身の回りのアメリカンフットボールに詳しい方に話を聞いてみてください。
ほとんどの方が同意されると思います。
問題の動画を張っておきます。
青いユニフォームの3番のQBの選手が被害者です。
私は以前ある件で名誉棄損、偽計業務妨害、信用棄損の3件の罪で刑事告訴された経験があります。
このときは検察庁に2回行っただけで取り調べ時間も合計で3時間半程度で不起訴になっています。
ちなみに弁護士を同伴していなかったので検察官の方から珍しがられました。
当然ですが検察官とのやりとりはすべて私自身で行ないました。
この時の経験から言えるのですが今回の件は立派な傷害事件です。
当然、刑事事件になると考えます。
町を歩いていたら突然後ろからぶん殴られた。
これと同じレベルです。
理由はタックルを受けた選手が完全にプレイを終了していた状態で起こったことだからです。
この件を刑事告訴した場合、争点となるのが
これがスポーツの試合中に起こった出来事なのか?
スポーツの試合中ではない時に起こった出来事なのか?
これになると思います。
スポーツの試合中であると判断された場合は刑事事件にはなりません。
しかし、スポーツの試合中ではないと判断された場合は刑事事件で有罪になると考えます。
この事件は場合によっては監督、コーチ等も刑事罰の対象になることも予想できます。
日本大学が今回の責任を果たすには同校のアメリカンフットボール部の廃部以外にはないと私は考えます。
これは現在、選手として在籍している学生には非常に気の毒なことですが、これをしなければ今回の事件の責任を果たすことにはならないと考えます。
ただ、当然ですが将来的には部の復活はするべきであると考えます。
現在、日本のアメリカンフットボール界はNFLの選手を誕生させることを目的に国内の大学、Xリーグのレベルアップを図っています。
しかし、今回の様な事件が起こったことを考えると、その目標は遠のいたのではないかと言って問題がないでしょう。