初動負荷理論について考察するには小山裕史と言う人物を知らなければならないと考えます。

初動負荷理論について知っている方でも、ほとんどの方が小山裕史のことを知らないと思います。
現在、小山裕史を知っている方はイチローと初動負荷理論を通じてのみ小山裕史を理解していないと思います。


小山裕史について理解するには初動負荷理論発表前と初動負荷理論発表後の分けて考える必要があります。
そもそも小山裕史とは何者なのか?
多くの方がこの事を知らないと思います。

小山裕史は元々国内外では有名なボディビルダーでした。

ミスター日本(ボディビル日本選手権)1982年、1984年優勝。

ミスターアジア(ボディビルアジア選手権)90kg以下級1989年優勝。

 

この写真は大阪大会優勝時の写真です。

これをみれば分かると思いますがボディビルダーとしては輝かしい経歴の持ち主です。
アジアチャンピオンになった時の写真を見たことがあるのですが、素晴らしい身体をしていました。
小山裕史のボディビルダー時代を知っている方、あるいは写真を見たことのある方ならわかると思いますが彼はボディビルダーとしての才能があり同時に努力を惜しまなかった事は間違いありません。

 

小山裕史のボディビルダー時代の基調な映像を見つけたので公開します。

小山裕史が自身のボディビルダーとしての活動と並行して始めたのがボディビルダー以外の方に対しウエイトトレーニングの指導をする事です。
現在では常識ですが1980年代にボディビルダー以外がウエイトトレーニングをするという考えは世間ではありませんでした。
小山裕史はこれをいちはやく始めます。
これは現在では健康増進、ダイエット、アスリートの競技能力向上等に効果あることは知られています。
この中でも特に注目を集めたのがアスリートの競技能力向上です。
アスリートに対して自身が行ってきたウエイトトレーニング(ボディビルトレーニング)を指導する事でアスリートの競技能力向上に大きく貢献します。
この経験から「トレーニング革命」という本を1985年に出版します。


この時期はアスリートの競技能力向上にウエイトトレーニングが有効な手段であるという事がスポーツ界で認識されはじめた時期でした。
しかし、その方法が分からないと言うのが多くのアスリートにとっての問題でした。
その時、登場したのが「トレーニング革命」でした。
この本はウエイトトレーニングを非常に分かり易く説明しています。
この本はこの時期アスリートにとってウエイトトレーニングのバイブルのような存在にまでなりました。
この本は現在でもウエイトトレーニングの教科書として通用する内容です。

現在までに出版されたウエイトトレーニングを方法を紹介する本の中では一番の内容です。

それだけしっかりした本です。
読まれた事のない方は手に入れて読まれる事をお勧めします。
この本に関してはそれだけ高い評価をしています。
この本の出版により小山裕史はウエイトトレーニングの権威になります。
同時に鳥取のワールドウイングに多くのアスリートが訪れ小山裕史からウエイトトレーニングの指導を受けるようになります。
これに関しては小山裕史の才能であり、実績としての評価されるものです。
これは小山裕史がボディビルダーであり同時にウエイトトレーニング(ボディビルトレーニング)の指導者として優れている事の証明でもあります。
ここで大切な事は小山裕史はボディビルダーとしての経験があったから、これだけの実績を残し成功したという事実です。

小山裕史が成功しウエイトトレーニングの権威になれたのはボディビルを肯定し、ボディビルトレーニングを肯定したからです。

それでは何故ボディビルを肯定し、ボディビルトレーニングを肯定する事によって成功できたのでしょうか?

小山裕史が成功した理由。

ポイント1、器具にあります。

ウエイトトレーニングを行うのにもっとも優れた器具はなんでしょうか?

答えはフリーウエイトです。

フリーウエイトと言われてもピンとこない方が多いと思いますが、フリーウエイトとはバーベルとダンベルの総称です。
自由に動かす事が出来る事から、この名称になったと思います。


これの対称にあるのがトレーニングマシンにです。
当然ですがトレーニングマシンは自由に動きません。
すべてのトレーニングマシンは軌道が固定されています。
多くのウエイトトレーニング器具があり、その中で最も優れたウエイトトレーニングの器具はフリーウエイトであると言われてもいます。
これはウエイトトレーニングの究極のジャンルであるボディビルの世界では常識です。

この根拠は経験値です。

過去から現在に至るまで様々なウエイトトレーニング方法が試されてきました。
当然トレーニングマシンを中心にしたウエイトトレーニングを実践されたボディビルダーも多くいます。
しかしトレーニングマシンでのウエイトトレーニングは主流になっていません。
実際マシントレーニングとフリーウエイトでのウエイトトレーニングを比較するとフリーウエイトでのウエイトトレーニングの方が効果が大きのです。

これに関してはメカニズムは解明されていません。

トレーニングマシンを使用してウエイトトレーニングを行うよりもフリーウエイトを使用してウエイトトレーニングを行うほうが効果が大きい。
この現実があるのでフリーウエイトが最も優れたウエイトトレーニング器具であと言われてもいるのです。
ボディビルの世界ではフリーウエイトを超えるトレーニング器具は出ないとも言われています。
それだけフリーウエイトは優れたウエイトトレーニング器具なのです。

小山裕史が成功した理由。

ポイント2、ウエイトトレーニングのノウハウを最も持ったジャンルは何か?

答えはボディビルです。

正確な言い方をすれば日本のボディビルです。

理由は世界で唯一IOCと同基準のドーピングチェックを行なっているのが日本のボディビルだからです。

ウエイトトレーニングについて考察をしていくと必ずこの答えになります。
当然ですが最もウエイトトレーニングを実践しているジャンルはボディビルです。
健康増進、ダイエット、アスリートの競技能力向上等のウエイトトレーニングも、すべてボディビルトレーニングを基本にし、それを応用することから始まります。
現在でもいますがボディビルトレーニングとアスリートの行うウエイトトレーニングは根本から違うと主張される方がいます。

しかし、そのような方に「貴方の言うウエイトトレーニングは何を根拠にしたものですか」こう質問すると途端に黙ってしまいます。

根拠の裏付けのないウエイトトレーニングが良いわけがありません。
小山裕史は30年も前にこれでウエイトトレーニングの指導していたのです。
しかも純粋なボディビルトレーニングを指導するのではなくそれをアスリート向けにアレンジした内容でウエイトトレーニングの指導をしていたのですから、そういう意味ではすごいと思います。
ちなみにウエイトトレーニングを行う事がアスリートの競技能力向上に良いという常識を日本で定着させたのは小山裕史ではないかというのが私の意見です。

何と言ってもボディビルトレーニングを基本として、それを目的別に応用したウエイトトレーニングを指導したと言うのが非常に高く評価できます。
現在スポーツの世界で行なわれているウエイトトレーニングは1985年に小山裕史が「トレーニング革命」書いた内容を実践しているのが現実です。
これを考えた場合小山裕史は非常に先見の明があったと断定して良いと考えます。

小山裕史はウエイトトレーニングの権威になるべくしてなったのと言えると思います。

この考えは「トレーニング革命」を読めば理解できます。

初動負荷理論は存在しません